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地元の素材を使った化粧品づくり

弊社の地元・岐阜県は、美しい清流と標高3,000mを超える山々を有する、自然豊かな地域です。そんな豊かな土地・岐阜県加茂郡白川町でしか採取できない天然素材「麦飯石(ばくはんせき)」をご紹介します。

「麦飯石」の名前が初めて登場したのは、中国の古典『本草綱目』です。著者である薬学者が、その見た目が麦の握り飯に似ていることから命名したとされています。そのため、地質学の辞典などには「麦飯石」という名称は登場しません。

麦飯石は、火成岩の一種である花こう斑岩(かこうはんがん)に属し、石英・長石・黒雲母などの鉱物から構成されています。花こう岩自体は全国に広く見られる岩石ですが、「麦飯石」として同定されたのは、唯一この白川町で採取されたもののみです。

麦飯石は、シリカ(無水ケイ酸)や酸化アルミニウムをはじめとする11種の成分から成り立っています。さらに、長石(アルカリ長石)の一部は、変成によって方解石(炭酸カルシウム)に変わり、風化した部分ではその溶出によって多孔質構造が形成されています。また、化学的な風化により、カオリンなどの粘土鉱物にも変化しています。

このように多孔質かつ多成分からなる麦飯石は、植物の育成促進や農薬の吸着、アルカリ水を中性に近づける緩衝作用、さらには飼料としての応用など、さまざまな研究対象となっています。

電子顕微鏡による観察では、麦飯石の孔径は約0.01〜3.5マイクロメートル、孔数は約83,000個/㎠に及びます。身近な素材では「炭」をイメージしていただくとわかりやすいかもしれません。炭もまた多孔質素材として有名で、消臭・除湿効果や、炊飯時に加えることでご飯が美味しくなるなど、誰もが一度は耳にしたことがあるでしょう。こうした吸着作用は、多孔質素材に共通する一般的な性質です。

この多孔質の麦飯石を細粒化し、化粧品原料として活用することで、汚れの吸着や古い角質の除去といった“ピーリング効果”が期待できます

洗顔料、シャンプー、ボディウォッシュなど、ぜひ天然素材「麦飯石」の配合をご検討ください。

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