乾燥、寒さが本格的に厳しい季節になってきました。そこで今回は敏感肌向けのスキンケアについてご紹介します。
敏感肌をお持ちの方にとって、正しいスキンケアは美しい肌を守るために重要です。そもそも敏感肌は天然保湿因子(NMF)やセラミド等が不足し、肌の水分保持能が低下することでバリア機能が落ち、外部からの刺激に対して過敏に反応する状態をいいます。身体を外部刺激から守っている皮膚は、真皮・表皮で構成されています。表皮は外側から、皮脂膜・角質層・顆粒層・有棘層・基底層と４～５つの層からできています。
表皮の最上部にある角質層は、厚さが0.01～0.02mmと薄く、肌をベールのように覆っています。
また角質層は、角化細胞と細胞間脂質であるセラミドやNMFで構成されています。これらが持つ水分保持機能肌がみずみずしく保たれ、また表面を覆う皮脂膜とともに外部刺激からのバリア機能を持ちます。
しかし、体質の変化やストレス、気候の変化、環境により皮膚の水分量が不足すると、バリア機能が低下する原因になります。通常は10~30%ある角質層の水分量がそれ以下に下がると肌が乾燥し、外部の刺激に対してトラブルを起こしやすくなり、肌荒れへと繋がります。
1.洗顔
洗顔料選び
まず、洗顔は刺激が少ない製品を選びましょう。刺激の強い成分が入った製品での洗浄は敏感肌を刺激する可能性があります。低刺激な洗顔料を選びましょう。
優しく洗う
洗顔時にはぬるま湯を使い、力を入れずに優しく洗いましょう。ポイントは、手で擦らずに、泡で肌をなでるように洗うことです。
2.化粧水
保湿成分が豊富
セラミド、ヒアルロン酸、グリセリンなどの保湿成分が含まれているものを選びましょう。
3.美容液
シンプルな成分構成
余分な添加物が少なく、シンプルな成分構成の美容液が好ましいです。
抗酸化物質を含む
ビタミンCやEなどの抗酸化物質が含まれていると、肌をダメージから守ってくれる助けになります。
低刺激
刺激の少ない、敏感肌に優しい美容液を選びましょう。
4.クリーム
低刺激
刺激の強い成分を避け、肌にやさしい成分が豊富な製品を選びましょう。
高保湿
乾燥からくる肌のトラブルを防ぐために、保湿力が高いクリームがおすすめです。
油分バランス
敏感肌に必要な油分が含まれているかを確認し、バランスの取れたクリームを選びましょう。
まとめ
敏感肌は刺激に繊細な為、スキンケアは慎重なアプローチが必要です。正しいケアを行うことで健康で美しい肌を手に入れることができます。自分の肌に合ったアイテムを見つけて、丁寧なスキンケアを心がけましょう。
