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コラム

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OEMで化粧品を作るうえで知っておくべき基剤と原料の知識。

化粧品の基本:ベース成分の理解

化粧品の開発において、ベース成分の選択は製品全体の品質を左右します。主要なベース成分には水、油、界面活性剤があり、これらは化粧品の70~90%を占めます。これらの成分は、製品の基本特性を決定し、機能性成分の効果を最大化する役割を担います。

水性成分の重要性

水性成分は化粧品の最も基本的な要素で、肌への浸透性と保湿効果に大きく影響を及ぼします。主な水性成分には水、エタノール、グリセリンなどがあり、これらは肌への潤いを提供し、肌を柔らかく保つ役割を果たします。

  • 水: 化粧品の基盤を形成し、他の成分の溶解や配合を助ける。
  • エタノール: 軽快な使用感を提供し、清涼感を与える。
  • グリセリン: 高い保湿効果を持ち、肌に柔らかさを与える。

油性成分の役割

油性成分は肌へのエモリエント効果をもたらし、肌の柔らかさと保護を提供します。様々な種類のオイルや脂が含まれ、これらは肌に保湿膜を形成し、水分の蒸発を防ぐ役割を果たします。

  • ミネラルオイル: 保護膜を形成し、肌を柔らかくする。
  • スクワラン: 軽い感触で肌になじみやすい。
  • 植物油: 天然成分であり、肌に栄養を与える。

界面活性剤の必要性

界面活性剤は水性成分と油性成分を均一に混ぜ合わせるために必要な成分です。これにより、乳液やクリームのような安定した製品が形成されます。界面活性剤は肌への浸透性を高め、製品の質感や使用感を向上させる重要な役割を担います。

  • カチオン界面活性剤: 柔軟効果があり、肌へのやさしさを提供。
  • アニオン界面活性剤: 強力な洗浄力を持ち、泡立ちを良くする。
  • ノニオン界面活性剤: 低刺激で、幅広い用途に適用可能。

各成分の応用と活用法

  • 化粧水: 水性成分をベースにし、保湿成分を加えることで肌への浸透性と保湿効果を高めます。
  • クレンジング製品: 油性成分を多用し、肌の汚れを効果的に取り除く。
  • 乳液・クリーム: 界面活性剤を使用し、水性と油性成分のバランスを調整。

製品開発におけるチャレンジ

化粧品開発では、これらの成分をどのように組み合わせ、どのような比率で使用するかが重要です。目的とする製品の特性に応じて、成分を選択し、最適な配合を見つけ出す必要があります。

まとめ

当社では、化粧品製造業許可や販売業許可の取得なしで、化粧品OEMの開発をサポートしています。最新の市場情報に基づいた高品質な原料の調達や、最適な配合に関する専門的なアドバイスを提供しています。初めての化粧品開発をお考えの事業者様は、ぜひ当社にご相談ください。