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コラム

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オリジナル性を引き出す化粧品OEM!容器印刷の選び方とメリット・デメリット

1. はじめに

化粧品OEMでオリジナルコスメを開発する際、容器選びはブランドイメージや製品力を左右する重要な要素です。特に容器の印刷方法は、商品の第一印象を決定づけるポイント。印刷方法やデザインの選び方によって、オリジナル性が発揮されるかどうかが決まります。

2. 化粧品容器の印刷方法とその選び方

化粧品容器に施す印刷には複数の方法があり、それぞれにメリットとデメリットがあります。以下で代表的な印刷手法を紹介します。

2.1 シルクスクリーン印刷

シルクスクリーン印刷は、さまざまな素材に対応でき、耐候性に優れているのが特徴です。特に化粧品の容器として広く使われ、インパクトのある厚盛り印刷が可能。複数の色を重ねることが難しく、細かなデザインはやや不向きというデメリットもあります。

メリット

  • 耐久性が高い
  • 豊富なインクバリエーション
  • 厚盛り印刷が可能

デメリット

  • 小さい文字や複雑なデザインには不向き
  • 印刷に時間がかかる

2.2 オフセット印刷

オフセット印刷はフルカラーやグラデーションの再現に優れ、特に細かなデザインを表現したいときに向いています。雑誌やパンフレットでも使われる技術で、容器の素材に関わらずきれいに印刷できます。ただし、少量の印刷には割高になることがあります。

メリット

  • 細部の表現に優れる
  • 短時間で大量印刷が可能
  • カラフルな表現が得意

デメリット

  • 小ロットでは割高
  • 容器が濃い色だと発色が悪くなることがある

2.3 インクジェット印刷

パソコンから直接データを送ることで、版を使わずに印刷が可能な方法。小ロットに適しており、フルカラーでの再現が可能です。しかし、大量生産には向かず、広い面への印刷には割高になることがあります。

メリット

  • 小ロットに最適
  • フルカラー印刷が可能

デメリット

  • 大量生産には不向き
  • 広い面への印刷にはコストがかかる

2.4 転写印刷

転写紙に印刷し、それを容器に圧着することで仕上げる手法です。複雑な形状やデザインを容器に美しく転写でき、写真やイラストも鮮明に表現できます。ただし、制作に時間がかかることが難点です。

メリット

  • 写真やイラストの美しい再現
  • フルカラー対応

デメリット

  • プレスの跡が残る場合がある
  • 制作に時間がかかる

2.5 ホットスタンプ印刷

金属のような光沢や高級感を演出するのに適した方法です。特にロゴマークや箔押しデザインを施す際に使われ、化粧品の高級感を高める効果があります。ただし、広範囲のデザインには不向きで、細かい部分ではつぶれることがあります。

メリット

  • 高級感の演出が可能
  • 金属光沢や質感を再現

デメリット

  • 広範囲への印刷には不向き
  • 細い線や小さな文字はつぶれる可能性

2.6 パッド印刷

シリコン製のパッドを使って、複雑な形状や曲面に印刷する手法です。ゴルフボールのロゴ印刷など、立体的なオブジェクトへの印刷にも対応可能。細部のデザインにはやや不向きですが、曲面に対応することができるのが特徴です。

メリット

  • 複雑な形状や曲面にも印刷可能
  • 小さなロゴやワンポイントデザインに最適

デメリット

  • 広い面の印刷には不向き
  • 細かいデザインには適していない

3. 容器の加工方法

印刷以外にも、容器自体を演出する方法がいくつかあります。ここでは、主な加工方法を紹介します。

3.1 着色

容器そのものに色をつけてデザインする方法です。例えば、商品の原料に基づいて色を選ぶことで、製品の特性を視覚的にアピールすることができます。

3.2 フロスト塗装

ガラス容器に曇りガラスのようなマットな質感を与える塗装方法。温もりのある手触りが特徴で、高級感を演出します。

3.3 ラミネート加工

ラミネートフィルムを使って、容器の表面を保護しつつデザインを施す方法。特にチューブタイプの化粧品容器でよく使われます。

3.4 シュリンク加工

シュリンクフィルムを容器にかぶせ、熱を加えて縮ませることでフィルムを容器に密着させる手法。小ロットでもコストを抑えつつ、フルカラー印刷が可能です。

3.5 ラベル印刷

容器に直接印刷する代わりに、ラベルを貼る方法。小ロットの化粧品OEMに向いており、低コストでオリジナルデザインを表現できます。

4. 印刷や加工方法の選び方

化粧品OEMで容器に印刷を施す場合、商品の特性やデザインの方向性に応じて印刷方法や加工方法を選ぶことが重要です。以下のポイントを参考に選びましょう。

  • 製品のターゲット層: 高級感を求める場合はホットスタンプ印刷やメタリック塗装が有効。
  • 印刷する内容: ロゴやシンプルなデザインにはシルクスクリーン印刷が向いていますが、グラデーションや写真などの複雑なデザインにはオフセット印刷や転写印刷がおすすめです。
  • コストとロット数: 小ロットの場合、ラベル印刷やシュリンク加工が低コストで効果的です。大量生産では、オフセット印刷やシルクスクリーン印刷がコストパフォーマンスに優れます。

まとめ

化粧品OEMでの容器印刷や加工方法は、商品の見た目やブランドイメージを左右する非常に重要な要素です。製品の特性に合った印刷方法を選ぶことで、オリジナル性が強調され、ターゲット顧客に訴求できる商品作りが可能になります。

当社では、容器の選定から印刷、加工方法の提案まで、トータルサポートを提供しています。もし、どの印刷方法や加工が適しているか迷っている場合は、ぜひお気軽にご相談ください。あなたのオリジナルコスメを成功させるお手伝いをいたします。お気軽にお問合せくださいませ。

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