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アンチエイジング成分と表記ルールについて

年齢を重ねるとともに、肌悩みも変化していきます。そんな中で注目されるのが「アンチエイジング成分」。でも実はこの言葉、使い方を間違えると法律的にNGになってしまいます。今回は、よく使われるアンチエイジング成分と、表記に関するポイントをわかりやすく解説します。

【アンチエイジング成分とは?】

アンチエイジング成分とは、肌の老化サイン(シワ・たるみ・くすみなど)にアプローチする働きが期待されている成分のこと。以下は当社でも実績があり人気な成分になります。

①ヒト脂肪由来幹細胞順化培養液・・・肌の再生促進、肌荒れ炎症の抑制、透明感アップ

→ヒトの脂肪細胞から採取された幹細胞。肌の再生を促してくれる成分なのでターンオーバーの正常化が期待されます。抗炎症作用もあるので敏感肌の方でも安心して使用できるのが特徴です。

②グランアクティブレチノイド・・・シワ、ハリ、たるみ、ニキビの発生抑止

→ビタミンA(レチノール)の誘導体。レチノールは高単価だが、価格を抑えながらもビタミンAとしての効果を発揮します。低刺激なのにハリのあるお肌に導いてくれます。

③ナイアシンアミド・・・シワ、シミ予防、バリア機能の強化

→真皮のコラーゲン生成を促し、肌に潤いとハリを与えることができます。血管拡張作用もあり皮膚が薄い箇所については青くま等の色むらを防ぐ効果も期待できます。一方濃度が高いと刺激になる可能性も。

④アスタキサンチン・・・抗老化作用

→強力な抗酸化作用で肌の酸化を防ぎます。紫外線や酸化ダメージによるコラーゲンの分解を抑える作用があるため、肌のハリや弾力を保ちやすく、シワやたるみの予防に有効とされています。特に、目元や口元などの年齢が出やすい部分のケアに適しています。

⑤ヒアルロン酸・セラミド・・・保湿、バリア機能を保つ

→ヒアルロン酸は「保水」してくれる成分であり、肌に塗布することによって角層の水分を保持し潤いを与えてくれます。そこにセラミド成分が入り角質細胞の隙間を埋めて水分を肌の内部に留めてくれます。隙間を埋めてしっかりバリアを貼ることで紫外線や汚れなどの外的刺激から肌を守る大事な成分です。

Comparison portrait of mature woman on light background. Process of aging

【化粧品に関する表記について】

化粧品づくりでは基本になる「薬機法」ですが、エイジングケアを目的とした商品であっても“アンチエイジング”“若々しい素肌がよみがえるエイジングケア”など加齢による老化防止効果や若返り効果に関する表現はNGとなります。

ただし、“エイジングケア”“年を重ねた肌に潤いを与えるエイジングケア”などの表現についてはすぐ近くに“年齢に応じたお手入れ”と説明すれば可能となっています。

また、他社との比較する内容の広告等はNGですのでご注意ください。

アンチエイジングは多くの人が関心を寄せるテーマですが、正しい知識と表記ルールのもとでの発信がとても大切です。使用する成分やその特性を理解し、「年齢に応じたケア」として丁寧に表現することで、読み手やユーザーの信頼感にもつながります。

当社では、製造した商品の販売促進方法や表現についてもサポートさせていただきますので、

商品開発を検討している方はぜひ一度ご相談ください。

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