電話によるお問い合わせ

受付時間 9:00~18:00(土日祝定休)

電話をかける

コラム

column

育毛剤OEM開発とポイント

コロナ禍を経て、Web会議などで自分の姿を見る機会が増えたことをきっかけに、スカルプケアや育毛剤への関心が急速に高まりました。非対面販売の利便性も追い風となり、オンライン市場では育毛剤の需要が拡大しています。

この流れの中で、育毛剤のOEM/ODM開発が注目されています。育毛剤は継続利用される傾向があり、利益率も高いため、不況下でも安定した売り上げが見込める商材です。そのため、店頭に並ぶ多くの育毛剤が、OEMやODMで製造されています。

原料ニーズの変化と開発動向

育毛剤の原料も変化を見せています。従来のアミノ酸や植物エキス中心の配合から、幹細胞培養液や成長因子などの高機能成分が注目されるようになりました。これはより確かな効果や高付加価値を求める消費者ニーズに対応したものです。

化粧品と医薬部外品の違い

育毛剤には「化粧品」と「医薬部外品」の2種があり、訴求できる効能が異なります。

  • 化粧品(養毛剤):髪の美しさや健やかさを保つ目的。育毛効果の訴求は不可。
  • 医薬部外品(育毛剤):育毛や薄毛予防、毛生促進など、明確な効果を訴求可能。

OEMメーカーの中には、あらかじめ医薬部外品の申請済み処方を持っている企業も多く、販売元は独自申請をせずに「医薬部外品」としての販売が可能になります。香りや容器、粘度などを変えることで別ブランドとして展開することもでき、オリジナル商品の開発も比較的スムーズです。

男女別育毛剤のニーズと設計

男女別にニーズも明確に異なります。

  • 女性用育毛剤:やさしい使用感や安全性、植物由来成分などを重視。容器は柔らかい印象のデザインや明るい色調が好まれます。
  • 男性用育毛剤:効能重視。有効成分数や配合成分で効果を印象づける傾向があり、容器はスタイリッシュでシンプル、ダークカラーが主流です。

OEM開発のメリットと注意点

OEM開発の大きなメリットは、ノウハウのあるメーカーを活用することで、短期間かつ効率的に商品化が可能な点です。特に医薬部外品は、申請から認可まで最低でも4ヶ月以上かかるため、既存の処方を活用できるかどうかが開発期間の鍵となります。

弊社はファブレスのOEMメーカーのため、国内で多数の協力工場と連携しています。医薬部外品の育毛剤についても製造の実績があり、既存処方の使用も可能でございます。

受注可能なロット数は1000個から・経済ロットは3000個を推奨しております。大きな初期投資を避け、段階的な展開が可能になる点も魅力です。

まとめ

育毛剤は、コロナ禍以降ますます需要が高まっており、市場としても非常に注目されています。効果的なOEM/ODM展開のためには、医薬部外品の知見と申請実績、成分トレンドへの対応力を持つOEMメーカーを選ぶことが成功の鍵です。性別によるニーズや製品設計の違いも理解し、自社ブランドの可能性を最大限に広げる戦略を立てましょう。

OEM相談・問合せをする