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化粧品開発を効率よく学ぶ!初心者にオススメの教材5選

秋は新しい挑戦に向けて学びの季節でもあります。多くの企業では、この時期に新しい研修や教育の機会が提供され、特に化粧品業界では新たに化粧品開発に携わるメンバーが増えることが少なくありません。どのような教材を使って学べば良いか迷っている方もいるでしょう。また、経験豊富な先輩社員であっても、知識を深めたり、技術を磨いたりするための学びは常に必要です。

今回は、化粧品開発の初心者向けに、自習や自学に役立つ教材やWebサイトを5つご紹介します。これから化粧品開発を学ぶ方や、知識の再確認をしたい方にぜひ参考にしていただければと思います。

1. 花王 スキンケアナビ(Webサイト)

皮膚科学に基づいた基礎知識の学習

花王株式会社が運営する「スキンケアナビ」は、皮膚科学に基づいたスキンケアの基礎知識を提供するWebサイトです。図解や写真を多用しているため、初心者でも分かりやすく、肌に関する知識を深めることができます。

このサイトは消費者向けに作られていますが、商品開発者にとっても皮膚の基礎知識を理解し、製品に応用するための参考になります。

具体的な活用法

  • スキンケアの基礎を学ぶ: 消費者に説明する際に、皮膚やスキンケアの基礎を理解していると、より信頼性のある説明が可能です。
  • 製品開発に役立つ基礎知識の確認: 開発中の製品が肌にどのように作用するかを確認する際の参考になります。

2. 週刊粧業(新聞/デジタル版)

業界の最新情報をキャッチ

「週刊粧業」は、1953年に創刊された歴史ある業界専門紙です。化粧品や日用品、トイレタリー製品、美容業界、医薬品など幅広いテーマを取り扱い、毎週月曜日に発行されます。最新の業界動向を知るためには欠かせない情報源であり、特にデジタル版では、いつでも業界のニュースやトレンドをチェックすることが可能です。

具体的な活用法

  • 業界動向の把握: 新商品のトレンドや規制の変更など、業界全体の動きをキャッチするのに役立ちます。
  • マーケティング戦略の参考: 他社がどのような商品を開発し、どのようなマーケティングを行っているのか、参考にすることができます。

3. 日本化粧品検定対策テキスト(教材)

化粧品の基礎知識を学ぶための必須教材

「日本化粧品検定」とは、一般社団法人日本化粧品検定協会が主催する、化粧品に関する幅広い知識を身に付けるための検定試験です。文部科学省の後援を受けており、3級から1級までの試験があり、誰でも受験できるため、化粧品業界に携わる多くの企業がスキル向上のために導入しています。

特に1級の教材は、化粧品業界の基本から専門的な知識まで網羅しており、受験せずとも、常に手元に置いておくことで日々の業務に役立ちます。このテキストでは、成分の解説や皮膚の構造、化粧品の製造プロセスなど、開発者としての基本的な知識をしっかり学べます。

具体的な活用法

  • 新入社員向け: 基礎から応用まで幅広い知識をカバーしているため、新入社員の研修教材として最適です。
  • 日常のリファレンス: 実際の開発業務で疑問が生じたときに参照できるため、オフィスに1冊常備しておくことをおすすめします。

4. 化粧品成分オンライン(Webサイト)

成分に関する深い知識を得るために

「化粧品成分オンライン」は、化粧品の成分表示名に基づいて、それぞれの成分の詳細な解説を提供するWebサイトです。成分の作用メカニズムや具体的な使用例など、化粧品の開発に役立つ専門的な情報が掲載されており、初心者から上級者まで幅広く利用されています。

このサイトの特徴は、科学的な裏付けに基づいて成分情報が解説されている点です。成分の選定に迷ったときや、どのような作用が期待できるか知りたいときに非常に有用です。

具体的な活用法

  • 成分の作用メカニズムの理解: 商品開発の際、特定の成分がどのように肌に作用するのか、理論的に理解するために活用できます。
  • 安全性の確認: 消費者のニーズに応えるため、成分の安全性についても調査し、安心して使える製品を作るための参考にします。

5. Cosmetic-Info.jp / コスメティックインフォ(Webサイト)

化粧品原料データベースの決定版

化粧品開発者の間で広く知られている「Cosmetic-Info.jp」は、表示名称、原料、処方例などをデータベース化したWebサイトです。化粧品に使用される原料の詳細を無料で検索できるこのサイトは、開発関係者にとって必須のツールです。

特に国内で流通している多くの原料に関するデータが網羅されており、日常的に使用する原料について、成分表示名や処方例を簡単に検索できるため、化粧品開発には欠かせない情報源となります。

具体的な活用法

  • 成分調査: 商品開発において使用する成分について、表示名称や用途、作用メカニズムなどを素早く調べることができます。
  • 処方例の確認: 成分の特性を理解しながら、実際の製品に適用する際の参考にできます。

まとめ

化粧品開発の初心者にとって、自習・自学の教材を選ぶことは非常に重要です。今回ご紹介した5つの教材やWebサイトは、基礎から応用まで幅広くカバーしており、化粧品開発に携わるすべての方に役立つでしょう。

商品開発を成功させるためには、正しい情報を得ることが不可欠です。適切な教材を活用し、知識を深めていくことで、消費者に支持される製品を作り上げることができるでしょう。

化粧品開発に関するご相談やOEM商品開発に関するご質問がございましたら、ぜひ当社までお気軽にお問い合わせください。

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