秋も深まり、まもなくお肌にとって過酷な季節である冬に突入します。
肌の温度が冷えて新陳代謝や細胞の活性が下がってしまう…師走の慌ただしさのせいでクレンジングが雑に…空気中の水分量が少なくてお肌がカサカサに…などなど、12月の環境のせいでお肌のケアはおろそかになってしまいがちですよね。
十分に保湿の準備をした上で12月を迎え、あわただしい年末を美肌で乗り切れるようにしたいものです。
<冬は角質水分量が失われがち>
健康な角質内の水分はセラミドなどの保水成分によって保たれているのですが、加齢に伴って保水成分を作り出す力が弱まってくると、角質中の水分が蒸発して皮膚が乾燥していきます。冬場はさらに空気中の湿度が下がるため、角質の水分が失われがちに。乾燥した角質はそのバリア効果も弱化するため、乾燥肌から肌荒れにつながることが多いのです。
<冬の肌荒れ>
冬は乾燥肌からの肌荒れや起こりやすいのですが、具体的には次のようなものが挙げられます。
・皮脂の欠乏によるかゆみや湿疹
・あかぎれ、水疱
こういった肌荒れが続いてしまった部位では、慢性的な炎症が引き起こされます。炎症部位では様々な刺激物質や活性酸素が絶え間なく生じ、組織を傷つけます。炎症による刺激も老化に繋がるため、冬の肌荒れはアンチエイジングの観点からも避けるべきです。
●角質のバリア機能強化
失ったセラミドを補う。
コラーゲンやヒアルロン酸などの保湿高分子でバリア被膜を作る。
アミノ酸などの天然保湿因子(NMF)を補給し角質の隙間を埋める。
●身体を強く洗いすぎない
皮脂・セラミドなどの角質保湿物質を必要以上に流出させることを防ぐ。
刺激の少ないタオルを使用する。
洗う時は力を入れず優しくゆっくりと洗う。
セラミドや保水系高分子・天然保湿因子などを積極的に補給して、皮膚のバリア機能を低下させないことが冬の乾燥型肌荒れを防ぐキーポイントです。
実際に肌荒れが起きてしまった際は、単に保湿するだけでなく抗炎症成分を含むアイテムや治療薬を併用し、炎症を早めに抑える・予防することが大切です。
弊社では、保湿力が高いだけでなく抗炎症効果を持ち刺激が少ない高分子を用いた、冬用保湿化粧品の開発実績が複数ございます。
どうぞお気軽にご相談ください。